Mac mini (Intel Core i3 16GB メモリ/256GB SSD) セットアップ〜ファーストインプレッション

Mac miniを縦置きにしたら思いのほか使い勝手が良くなりました

新しいマックを注文する時、macOS環境のSSDストレージ容量って最低限でどのぐらい必要なの?

やっぱり新しいMac miniを注文しちゃいました!(ハードオフのオファー買取を活用)“の続きです。

 

アップルストアでCTOしたこともあって、新しい”Mac mini“がやや遅れ気味で我が家に届きました。

開封の儀は既に見飽きていると思いますので、早速、レビューを始めようと思います。

 

(1) ファーストインプレッションなど

 

(a) まずは外見周りから

個人的な感想ですが、スペースグレイの筐体って、高級感というかプロフェッショナルなテーストがありますよね。

新しいMac mini最大の魅力は、背面にギッシリ実装されているインターフェイスの豊富さだと思います。Thunderbolt 3 (USB-C)が4ポートも使えるというだけでも驚きですが、その他にもUSB 3.0 x 2, HDMI 2.0 x 1も用意されているので、将来に向けた拡張性は十二分といった安心感がありますね。

 

(b) Intel Core i3という選択肢はアリ!

新しいMac miniを購入するにあたり、一番心配だったのは、”Intel Core i3″モデルで支障がないだろうか?という点です。

注文時のCTOで、”Intel Core i5″や”Intel Core i7″モデルにすることも選択肢としてはあるものの、自分自身の使い方からすると、4コアで十分な気がしましたし、価格面でも購入資金繰りとの兼ね合いで”Intel Core i3″モデルがベストチョイスでした。

ちなみに、注文する前に、公開されたベンチマークの値はチェックしたものの、数字は数字なので、正直なところ、実際にモノが届くまで心配でした。

 

で、実際の体感速度ですが、普通にPCを使う場面であれば、想像していた以上にキビキビとレスポンスも返ってきますし、特段、もたつくような処理も見られず、これなら快適に使えそうといったレベルかと思います。敢えて普通に使う場面とお断りしたのは、ユーチューブの動画レビューなどを観ると、動画のレンダリングとか書き出し時間などを評価基準にしているコンテンツを良く見かけるので、そういった普通のユーザからすると特殊な場面を想定すると、6コアを選択した方が無難だと思ったからです。つまり、CPUを酷使するような作業をMac miniで行う予定があれば6コア、ごく普通に使う程度であれば4コア、というのが、ひとつの目安になるような気がします。

それから、体感速度の向上は、CPU性能だけではなく、メモリの搭載量も貢献しています。今回は16GBモデルにしたので、その辺りも好印象の体感速度を支えている要素のひとつだと思います。ちなみに、ユーチューブ動作を観ると、ユーザでもメモリ交換ができるように思えるかもしれませんが、個人的には、注文時に多少値が張っても、交換作業に伴うリスクをヘッジした方が良いのでは?と思っています。

 

(c) 内蔵SSDストレージの容量は256GBで十分

先日のTALK “新しいマックを注文する時、macOS環境のSSDストレージ容量って最低限でどのぐらい必要なの?” でお話した通り、内蔵のストレージがハードディスクからSSDに完全にシフトしたことで、ストレージ容量に係るコストは購入時の大きな負担になってきます。今回、いろいろと事前検証を行った結果、Mac miniの内蔵ストレージの容量を256GBで注文したわけですが、実際のところは容量的にはどうだったでしょうか?

 

新しいMac miniでは、クリーンインストールでMac miniの内蔵SSDにはシステムとアプリケーションのみをインストールし、写真、音楽、動画ファイルといった容量を食いそうなコンテンツは、外付けのSSDストレージに保存することにしたので、内蔵SSDの消費量はたったの25GBで済んでしまいました。結果から見ると、内蔵ストレージは128GBモデルでも良かったわけですが、内蔵SSDは自分で交換できないので、余った容量は将来に向けた保険かな、と思っています。

 

ちなみに、内蔵SSDの速度を計測してみた結果は次のとおり。

一方、外付けSSDの方はこんな感じ。USB-Cで接続しているのですが、iMac Proで計測した時と比べて、およそ1/4ぐらいの速度。SSDストレージの速度って、どのような条件で早くなったり遅めになったりするんだろう。いまひとつ分からないなあ。

(d) 気のせいなのかディスプレイが綺麗に表示するようになった

現状では、”Raspberry Pi“との兼用で、”ASUS フレームレス モニター 21.5インチ IPS 薄さ7mmのウルトラスリム ブルーライト軽減 フリッカーフリー HDMI,D-sub スピーカー VZ229H“というお安いHDMIモニターを使っています。

あくまでも個人的な感想ですが、以前使っていた旧Mac miniと比べ、新しいMac miniにモニターを接続すると、ディスプレイの表示が綺麗になった気がします。具体的には、表示の木目が細かくなったような印象です。この点については、技術的な裏付けがないので確かなことは言えませんが、何となく得した気分です。

 

(e) 省スペース化を実現できる縦置き

折角、ボックスタイプのコンパクトな筐体なので、以前のTALK “Mac miniを縦置きにしたら思いのほか使い勝手が良くなりました” でもお話したように、MacBook Pro等を”クラムシェルモード“で運用する時などに使う専用スタンドを流用すると、究極の省スペース化を実現できる縦置きでMac miniを設置することができます。

縦置きにしても大丈夫なの?と思うかもしれませんが、Mac miniはサーバーとして稼働させることも想定した製品で、実際のサーバールームで専用ラックに縦置きで設置している事例もあるので大丈夫だと思っています。

こちらが、実際にMac miniを書斎のデスクに設置した状態です。適切なスタンドを使えば、安定感も問題ありません。

縦置きのメリットは省スペース化だけではありません。このように背面のインターフェイス部を上部にすることで、ゴチャゴチャになりがちなケーブル類をスッキリと養生することも可能になります。

こんな具合です。また、インターフェイスポートにケーブルを抜き差しする時も楽ちんですし、何より電源ボタンが押しやすくなるといった利点もあります。

 

(2) セットアップの際に困ったこと

今回、新しいMac miniをセットアップする過程で困ったことが1点あります。

前述の通り、現在使用している”ASUS フレームレス モニター 21.5インチ IPS 薄さ7mmのウルトラスリム ブルーライト軽減 フリッカーフリー HDMI,D-sub スピーカー VZ229H“は、”Raspberry Pi“と兼用で使っているので、”HEJSANG HDMI切替器 5入力1出力 HDMIセレクタ 4K×2K 3D HDCP対応 フルHD 高画質対応 5ポート切替器 自動切替 IRリモコン付き 電源アダプタ付き HDMI2.0 USB給電可 PS3 / Xbox / STB / カメラ / Blu-ray DVD プレーヤー / ゲーム機など対応“というHDMI切替器を介して、各本体とディスプレイを接続していました。

旧Mac miniでは全く支障がなかったのですが、新しいMac miniをセットアップのために起動したところ、HDMI切替器を介してディスプレイを接続した場合、ディスプレイに何も表示されないという現象に遭遇してしまいました。HDMI切替器を外して、新しいMac miniとディスプレイをHDMIケーブルで直接繋いで運用すれば問題ありません。

このままでは、モニターをMac miniとRaspberry Piと共有できず困ってしまいます。一旦は、モニター側にHDMI端子が複数ある4Kモニター (例えば、”LG モニター ディスプレイ 24UD58-B 23.8インチ/4K(3840×2160)/IPS 非光沢/HDMI×2、DisplayPort/ブルーライト低減機能“)の導入も検討しかけたのですが、Raspberry Piが4Kの解像度をサポートしていないので現状ではNG。

ネットで検討してみたところ、Mac miniをHDMI切替器に接続する場合、バスパワーの容量が足りないため、モニターを表示できないといった過去の不具合レポートをいくつか見つけたので、試しにHDMI切替器に補助電源アダプタを接続してみたら、正常にモニター表示ができるようになりました。製品にも依存するのかもしれませんが、HDMI切替器を使用する場合は、バスパワー仕様の切替器ではなくて、補助電源をサポートしている切替器を購入した方が良いのかもしれませんね。ちなみに、今回は試していませんが、HDMIケーブルの代わりにUSB-C to HDMI ケーブル (例えば、”Anker USB-C to HDMI ケーブル(1.8m)【4K 60Hz対応】iMac、MacBook Pro、Galaxy S9 / S8 、その他USB-C機器対応“)でHDMI切替器に接続してみる、といった選択肢もあるかもしれません。

 

(3) 新しいMac miniを何に使うの?

今回購入した新しいMac miniは何に使っているのか?知りたいですか?

実は、これだ!といったはっきりとした使い方ではなく、ラジオや音楽を聴いたり、動画を観たりといった何となくモードで使っています。ま、少し格好良く言うと、メディア再生用のマシンとして使っています。

そういった使い方をしていることもあって、再生するサウンドの音質にはある程度拘っていて、以前のTALK “USBにつなぐだけ! 映画館の感動を完全再現するポータブルスピーカー誕生 Made in TOHOKU『OVO』“をUSB接続して、良い音で楽しんでいます。余談ですが、この手のポータブル系スピーカーはいくつか使った経験がありますが、先日、クラウドファンディングを通じて購入したこちらのスピーカーが一番音が良い感じがします。(iMac Proのスピーカーにはかないませんけどねえ。)

とは言っても、まだまだリソースもパワーもゆとりが十二分にあるマシンなので、今後、少しづつでも用途を増やしていけたらと思っています。

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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