Google Home Mini + Chromecast コーラルを使ってNetflixやYouTubeを音声で楽しんでみました

我が家では、最近、普通のテレビ番組を殆ど観ることはなく、ケーブルTVか”Netflix“のどちらかを楽しんでいます。なかでも、”Netflix”は観る頻度はかなり高く、以前TALKした”Apple Watch Series 3(GPS + Cellularモデル)とApple TV 4K(32GB)が届きました!! (3)“または”9月から配信開始になったNETFLIXの”スター・トレック: ディスカバリー”を何で観るか! “Fire TV Stick”編“のいずれも大活躍中だったりします。

で、今回は、

“楽天”のスーパーSALE期間中、何と半額で販売していた”Google Home Mini”と、

“Chromecast コーラル”

を購入して、音声で”Netflix”上の作品を楽しむ、という新しいエンターテイメントのあり方に挑戦してみることにしました。

 

(1) なぜ、Google Home Miniなのか?

本題に入る前に、なぜ?”Google Home Mini”を購入したのか、その理由からTALKすることにしましょう。

個人的には、来年、登場するだろうアップル社の”HomePod“がスマートスピーカーの本命だと思っているので、現時点では、スマートスピーカーって、どの程度、実用的なのか、お試しができれば良いと考えています。ですので、Google製にしてもAmazon製にしても、大きなサイズのスマートスピーカーではなく、コンパクトサイズのもので十分だと思っています。じゃあ、なぜ、Amazon製にしなかったのかと言うと、Google製のスマートスピーカーが、たまたま”楽天”で半額だったからという単純な理由からです。

それから、”Chromecast コーラル”を買った理由ですが、”Google Home Mini”だけだと、ただ喋るだけになっちゃうし、折角なので、音声で”Netflix”上の作品を再生したりしてみたかったからです。

では、クダラナイ開封の儀はサッサと済ませて、早速、セットアップから。

 

(2) 最初にGoogle Home Miniをセットアップしてみます

パッケージの中身は、”Google Home Mini”本体、電源アダプタ、簡単な取説といった感じ。

電源アダプタは、”Google Home Mini”本体と同じようなデザインで、一見するとお洒落なんですが、電源コンセントに挿すと、横幅が大きすぎて、左右のコンセントが使えなくなってしまいます。これは、困った設計だねえ。

そんなことを思いつつ電源コンセントを挿すと、”Google Home Mini”本体が起動します。

最初に言っておきますと、”Google Home Mini”と”Chromecast コーラル”のセットアップならびにデバイスの管理は、”Google Home – Google, Inc.“アプリで行いますので、セットアップ前に、iPhoneなどにインストールしておくと良いかと。

“Google Home Mini”の電源をオンにした後、”Google Home”アプリを起動すると、”Google Home Mini”を自動的に検出してくれるので、画面のガイダンスに沿って、セットアップを進めるだけです。

特に面倒なところはないので以下省略します。ちなみに、”Google Home Mini”の設置場所を”書斎”としたので、こんな画面の表示になっちゃいます。

セットアップを終えた後、ま、適当にお天気などを尋ねてみて下さい。最初のうちは、ちょっと気恥ずかしいけどねえ。

 

(3) 続いてChromecast コーラルをセットアップしてみます

“Chromecast コーラル”の方は、電源アダプタとUSBケーブルをセパレートにできるので、アダプタ部分は使わず、直接、USBケーブルで電源供給するようにしました。もしかすると、”Google Home Mini”の方も同じようにできるのかもしれませんが…

先日購入した”HEJSANG HDMI切替器 5入力1出力 HDMIセレクタ 4K×2K 3D HDCP対応 フルHD 高画質対応 5ポート切替器 自動切替 IRリモコン付き 電源アダプタ付き HDMI2.0 USB給電可 PS3 / Xbox / STB / カメラ / Blu-ray DVD プレーヤー / ゲーム機など対応“は、5つのポート切り替えができる製品なのに、今回の”Chromecast コーラル”を挿した結果、残るポートは1つだけになってしまいました。想定していた以上に、HDMIを使った製品って、世の中には多いんですねえ。

“Chromecast コーラル”のセットアップも、”Google Home – Google, Inc.“アプリで行います。既に、アプリ側で自動検出されているので、”セットアップ”をタップ。

こちらも、特に面倒なところはないので以下省略します。ちなみに、”Chromecast コーラル”の設置場所を”書斎の机”としたので、こんな画面の表示になっちゃいます。

セットアップが終わったら、すぐに音声で”Netflix”を起動できるのかなあと思い、試してみたところ、”Google Home”アプリでデバイスの設定をするよう、音声で返されてしまったので、いろいろいじってみた結果、”Google Home”アプリの”Home”画面にある”動画アカウントにリンク”をタップして、準備をしなくてはならないことが判明。

タップすると、こんな画面に切り替わるので、”Netflix”欄の”リンク”をタップ、

次のページで、”Netflix”の認証情報を入力して、”ログインして連携”をタップすれば、以降、音声で”Netflix”の作品を楽しむことができるようになります。例えば、「OK Google Netflixで、STAR TREK VOYAGERを観たい」と指示すれば、以前観ていた続きから再生してくれます。それと、”YouTube”だったら、セットアップの過程で、Googleアカウントと連携済みなので、特段、準備をしなくても、「OK Google YouTubeで、カズチャンネルを観たい」と指示すれば、最新のエピソードを再生してくれます。

 

(4) 普通に観たい作品を探すにはどうしたらいいの?

これまでは、”Fire TV Stick (New モデル)“で”Netflix”を観ようと思ったら、物理的なリモコンあるいは、”Amazon Fire TV Remote – AMZN Mobile LLC“アプリ(下図)を起動後、ディスプレイ画面(TV画面)で観たい作品を選択するといった感じでした。”Apple TV 4K“の場合も同様です。つまり、これらのデバイスでは、”YouTube”や”Netflix”などのストリーミングサービス用のアプリが、デバイス自体にインストールされているので、このようなスタイルで操作する、ということになります。

で、今回購入した”Chromecast コーラル”って、専用のアプリやリモコンがないんですよねえ。じゃあ、どうやって、観たい作品を選択するのかと言うと、例えば、”Netflix”だったら、専用アプリ”Netflix – Netflix, Inc.“を起動後、右上にある”キャスト”ボタンをタップして、

POOHの場合だったら、”書斎の机”という名前を付けた”Chromecast コーラル”を選択します。そうすると、アプリ上で選択した作品がディスプレイ画面(TV画面)で観れる、といった仕組みになっています。”Chromecast コーラル”をサポートする”YouTube – 見て聴く – Google, Inc.“アプリでも同様です。つまり、”Chromecast コーラル”自身は、ディスプレイ(テレビ)とアプリを中継する役割りはするものの、デバイス自体には個々の機能はインストールされていない、ということになります。だから、名前に”キャスト”って付いているんですねえ。

ちなみに、デバイスを選択する画面には、”Amazon Fire TV Stick”も表示されますが、選択しても正しく動作しません。

 

(5) 音声で指示する場合の限界とは?

“Google Home Mini” + “Chromecast コーラル”の組み合わせで、例えば、「OK Google Netflixを観たい」とか「OK Google YouTubeを観たい」と指示しても、「スミマセン、お役に立てそうにありません」と返事が返ってきて、何も実行してくれません。つまり、目的語の部分が具体的でないと、音声では映画や動画などを再生できないというわけです。音声でエンターテイメントを楽しみたい場合は、観たい作品名やチャンネル名が分かっていないと、どうにもならないんですよねえ。

じゃあ、例えば、「OK Google YouTubeでSTAR TREK関連の動画が観たいんだけど」と、ちょっと幅広に指示してみると、”STAR TREK BEYOND“の予告編を再生してくれます。でも、本来なら、関連する動画をリストアップして欲しいので、「OK Google それじゃないんだけど」とか言うと、「スミマセン、お役に立てそうにありません」と返事が返ってきてしまいます。恐らく、現時点では、音声を使って、試行錯誤をしたり、気分次第でながら族っぽい楽しみ方をする、といったアプローチは無理みたいですねえ。ま、結局、そういう時には、これまで通り、専用のアプリを使って、ディスプレイ画面(TV画面)に表示されたコンテンツから選ぶ、っていうスタイルを踏襲せざるを得ない、ということになりそうです。

ただ、今回は試していないのですが、”Fire TV Stick (New モデル)“や”Apple TV 4K“のリモコンあるいは専用アプリを使えば、音声でコンテンツを再生することができるので、もしかすると、ある程度の融通が利くのかもしれませんね。いずれ、試してみようと思います。

-> “Fire TV Stick (New モデル)“の音声機能を試してみましたが、単なる検索機能でした。

 

(6) 一応ミラーリングもできるんだけど

Apple TV 4K“には、”AirPlay“という便利な機能があるので、例えば、iPhoneしか手元になくても、リビングにある大画面テレビに”Apple TV”が接続されていれば、iPhoneで再生をしている動画などを大画面で楽しめたりします。ま、個人的には、使わない機能ですけどねえ。

やはり、個人的には使う機会はないですが、同じようなことを、”Chromecast コーラル”でもできます。

例えば、macOSに使っている”Google Crome”で”キャスト”メニューを実行すると、

表示しているタブ画面あるいはデスクトップをミラーリングすることができます。

ただ、この機能がどれだけ役に立つのかは疑問ですよねえ。

 

(7) Google Home Miniの活用範囲を広げたいんだけど

いま現在は、天気予報をチェックしたり、”Netflix”を楽しむ時に”Google Home Mini”の音声アシスタントを利用しているんですが、スマートスピーカーって、それだけじゃあ、十分活躍しているとは言い難いですよねえ。

例えば、家電や照明などを音声でコントロールする、っていうアイディアもあるにはあると思いますが、実際、リモコン操作でコントロールできる家電って、テレビかエアコンぐらいでしょ?ま、コストを掛ければ、照明とかルンバとか応用範囲は広がるかもしれませんが、実際のところ、コストに見合うだけの利便性がどれだけあるのか疑問ですよねえ。個人的には、数万円かけて音声対応するぐらいだったら、従来通り、壁のスイッチで照明のオンオフすればいいじゃん、と思ってしまいます。

そんなことを考えつつ、POOH的に興味があるのは、当面のところ、以下の2点です。

 

(a) IRKitとIFTTTでリモコン操作を実現してみる

現在は実売していないんですが、”IRKit“という何とも便利なリモコンデバイスを、iOSアプリ開発の都合、手元に持っています。ま、あくまでも電子工作っぽいアプローチではありますが、”IFTTT“と組み合わせて、ちょっと便利なホームオートメーションに挑戦してみようかなあ、と思っています。この辺りは、時間が出来たところで、是非、試してみて、その様子をTALKしていきたいと思っています。

 

(b) Kickstarterで投資したPointでいろいろと試してみる

先日、”Kickstarter“で”Point“というデバイスの開発に投資してみました。ホームセキュリティ専用のデバイスなんですけど、アップル社の”HomeKit“対応なので、いまから製品が届くのが楽しみ、といった感じです。で、このデバイスは、”IFTTT“にも対応する予定なので、”Google Home Mini”との連携も期待できそうなんですよねえ。

 

それと、”Kickstarter”でもうひとつ、”Oboo Smart Clock“というデバイス開発にも投資しました。こちらは、”Google Home”対応製品でもあるので、直球で”Google Home Mini”の活用範囲が広がるだろうと期待しています。

 

そんなわけで、巷(YouTube)でレビューしているようなつまらないアプローチ(コストパフォマンスが悪すぎ)はせずに、折角なので、電子工作っぽい方面で、音声アシスタントの活用範囲を広げていきたいと思っているところです。とは言え、事前に勉強しなくちゃならないこともあるので、少し時間と手間がかかるとは思いますが、出来合いのモノで満足するのではなくて、自分なりに工夫しながら、少しでもオリジナリティのある成果を出していけたらと思っています。

 

(8) 大人の事情…

このブログ記事を書いているタイミングで、”Fire TV Stick (New モデル)“から”YouTube”を観よとすると、

というメッセージが表示されるようになっていました。ただでも、Amazonの方が観れるコンテンツが少ないのに、ここで”YouTube”が観れなくなってしまうと、随分、Amazonに不利になりそうな予感ですよねえ。

そう言えば、”Amazon Echo“や”Amazon Dot“って、”Fire TV Stick (New モデル)“を音声でコントロールできるのかなあ?ホームページの説明を見る限りでは、”Amazon Music“は楽しめるようだけど、動画系コンテンツはどうなの?

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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