OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkIIで秋の主役トンボを撮ってみました
“OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkIIで本格的にヒコーキを撮ってみました (2)”
“OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkIIで花火を撮ってみました (2)“の続きです。
ここ最近は、旅行のお供に、”OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII“と”OLYMPUS ミラーレス一眼 レンズ 防塵 防滴 電動ズーム ED 12-50mm ブラック M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ BLK“という組み合わせで持ち歩く機会が増えてきました。一番の理由は、コンパクトで軽い高性能カメラだからです。加えて、とってもお安く買える”OLYMPUS ミラーレス一眼 レンズ 防塵 防滴 電動ズーム ED 12-50mm ブラック M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ BLK“は、マクロ撮影モードもサポートしているので、守備範囲の広いレンズとして、普段使いでも大活躍中です。
9月のはじめに、北海道の十勝にプチ旅行した際も、”E-M1″で写真を撮りながら、十勝の自然を楽しんでいたのですが、旅の途中で立ち寄った”十勝ヒルズ“で、とっても綺麗なトンボたちを撮影する機会があったので、今回のTALKでは、その辺りの話しをしてみようと思います。
なお、旅行のTALKについては、”北海道十勝 大自然のなかでセグゥイと美味しい食事を楽しむ旅 (4) “十勝ヒルズ” “十勝野フロマージュ” “六花亭 六花の森”“をご覧下さい。
<EM-1でなぜトンボを撮ろうと思ったのか?>
そもそも、なぜ、トンボの撮影をEM-1でやってみようと思ったのか?その理由は、次の3点になります。
・海外旅行でイングリッシュガーデンに遊びに行った時、今回使ったレンズで草花をマクロで撮影すると、とっても綺麗な写真が撮れることが分かったので、別の被写体でも、マクロで撮影してみたかった。
・今回のカメラとレンズの組み合わせで、花火を撮影した時、花火の細かい軌跡を、繊細なディテールで撮影できたので、このAF性能を活用して、動きがある小さな被写体を撮影してみたかった。
・”EM-1″と”Panasonic 超望遠ズームレンズ マイクロフォーサーズ用 ライカ DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S H-RS100400“の組み合わせでヒコーキを撮影した際、カメラの設定を工夫することで、高速で移動する被写体を”EM-1″で撮影できる体験ができたので、その時の設定を使った応用を試してみたかった。
なお、いずれの撮影例でも、AFターゲットモードは、”オールターゲット”、ISO値は”200″固定に設定して行いました。
<まずは普通に“P プログラム撮影”かつ”単写”による撮影例です。>
被写体が、所謂、イトトンボなので、分かりづらいと思いますが、”P プログラム撮影”かつ”単写”というごく普通の撮影方法でも、飛んでいたり、フォバリングしているトンボを捉えることができました。これは、凄いかも。
<“P プログラム撮影”でかつ”静音撮影 ♥連写L” + “C-AF”による連写撮影例です。>
“P プログラム撮影”のままでも、”単写”から”静音撮影 ♥連写L”に変更するだけで、手持ち撮影かつ望遠端で、フォバリングしていたり、縄張り争いのバトルを繰り広げているトンボの姿をしっかり捉えることができました。手持ちで撮影する場合は、”低振動撮影 ♦連写L”または、今回のように”静音撮影 ♥連写L”が良いと思います。
<“S シャッター速度優先”でかつ”静音撮影 ♥連写L” + “C-AF”による連写撮影例です。>
“P プログラム撮影”から”S シャッター速度優先”に変更して撮影してみました。シャッター速度は、戦闘機を撮影する時の設定と同様、”1600″または”2000″の間に設定。いずれも手持ちで撮影しています。”P プログラム撮影”と比べて、シャッターチャンスは逃すことなく、いい感じのシーンを撮影できました。とりわけ、縄張り争いを繰り広げるトンボ同士の壮絶なバトルを、しっかり止めて撮影することができました。
ちなみに、”EM-1″で、高速に移動する戦闘機を撮影する時に、ベストだと思われる設定がこちらになります。実際に、何度も試行錯誤を繰り返した結果、この設定に行き着いたので、それなりの実績があるので、POOH的にも安心して撮影できる設定だったりします。
<“S シャッター速度優先”でかつ”静音撮影 ♥連写L” + “C-AF”によるマクロ撮影例です。>
”OLYMPUS ミラーレス一眼 レンズ 防塵 防滴 電動ズーム ED 12-50mm ブラック M.ZUIKO DIGITAL ED12-50mmF3.5-6.3 EZ BLK“を使うと、マクロ撮影モードに簡単に切り替えることができます。
今回の撮影ポイントは、”静音撮影 ♥連写L”に設定することです。これだけ、被写体に近づいて撮影しようとすると、”静音”というミラーレスならではの撮影方法は、マスト中のマストです。兎にも角にも、無音で撮影できるので、とても神経質なトンボも、全く気にすることなく、長い時間、止まってくれました。これが、普通の一眼レフだったら、三脚 & 200mm〜300mmぐらいの望遠レンズを使って、バシバシと音を立てながら連写することなんだと思いますが、”EM-1″はボディが軽くてコンパクトなこともあって、手持ちでレンズを被写体に目一杯近づけて撮影することができました。
余談ですが、すぐ隣で、大きなカメラとレンズを三脚に立てて撮影していたオジサンがいましたが、正直なところ、何ともレトロな撮影方法だなあ、と思ってしまいました。普通の一眼レフですと、カメラの機材も相当なボリュームと重さになるので、フィードでの撮影も大変そうな感じ。やっぱり、こういった撮影では、これからはミラーレスでしょ?と思ってしまったシーンでした。
この夏は、”EM-1″で、花火、ヒコーキ、トンボ、そして風景写真などを撮ってきましたが、とりわけ旅行先での写真撮影は、”EM-1″だけで十分だなあ、と思えるようになりました。となると、これまで、かなり投資してきた一眼レフカメラは、航空祭やエアショー中心のカメラになっちゃいそうな予感がしています。
こうして、ミラーレスカメラを使ってみて思うことは、”マイクロフォーサーズ“仕様の望遠レンズが、もうちょっと使いやすくなると良いのになあと思っています。できれば、キャノンのLレンズ並みの使い勝手の良さを、ミラーレスでも体験できるようになれば、航空祭やエアショーでも、ミラーレスだけでいいかも、っていうところです。
そうそう、キャノンといえば、最近発売された”Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M10 レンズキット(ホワイト) EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 付属 EOSM10WH-1545ISSTMLK“が、キャノン的なミラーレスカメラっていう感じなのかな、と思いますが、一眼レフカメラのメーカーさんって、どうしても、ミラーレスは女性専用っていう方向性に持っていきたいみたいですね。それと、ニコンに至っては、以前、頑張っていたミラーレスの開発を復活させる兆しもなく、何とも寂しい感じがしています。こうした一眼レフカメラのメーカーって、ミラーレスを甘く見ている向きがありますが、実際には、すでに一眼レフカメラを凌駕する勢いで、ミラーレスを活用できる時代になりつつあるので、早い段階で、方向転換しないと、一眼レフカメラも古代の恐竜みたいになっちゃいますよ。
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