空港や駅などの無料の公衆WiFiサービスはユーザの利便性に大きな悪影響を与えていませんか?
ここ最近、旅行する都度、とっても気になっていることがあります。それは、無料の公衆WiFiサービスが、実はメチャメチャ不便だっていうことです。
旅行先で、空港に到着した直後や列車から降りた後、スマホでSNSやメールをチェックしようとすると、
といった画面を見る機会が多くなったって、感じませんか?キャプチャ画面はお見せできませんが、一番最悪なのが、メールの着信が出来ていないこと。メールの場合、画面を見ただけでは、最新の状態に更新できたのかどうか分からないので、大切な連絡をタイムリーに受信できなかったりします。
こういった経験をする羽目になった諸悪の原因は、無料の公衆WiFiをスマホが自動的に掴んでしまったからなんです。
時には、こういった有料の無線LANサービスを拾ってしまうこともありますが、これは論外、即刻、こういったサービスは廃止してほしいものです。これだけ、スマホの通信パッケージが安くなった現状で、こんな有料サービスは不要ですよね。
話を無料の公衆WiFiサービスに戻します。
なぜ無料の公衆WiFiサービスはユーザフレンドリーではないのか?その理由は、WiFi通信を利用できるようにするまでの手続きがメチャメチャ煩雑だからです。こんな面倒な手続きをするぐらいなら、一時的にスマホのWiFiを切って、通信をした方がよほど快適です。例えば、POOHが、最近遭遇した最もどうしようもない公衆WiFiサービスの手続きの一例をご紹介します。
まずは、電車の駅毎に利用できるようになった”京急電鉄“の公衆WiFiサービスの手続き。
ここまでの操作手順だけでも煩雑なのに、これでも仮登録止まり。更に、メールで認証を求められます。
ようやく接続完了。こんな手間をかけている間に、電車を降りて、改札口を出ちゃいます。これじゃあ、何のためのサービスなのか疑問しか残りませんね。これは、最近体験した最もどうしようもない手続きの例です。それと、京急(他の鉄道会社でもそうなのかもしれませんが。)の場合、手続きを行わないでいると、駅に停車する都度、スマホの通信がWiFi通信で遮断されてしまうので、最悪な公衆WiFiサービスのひとつだと感じています。
もう一例、やはり”NTTBP“と契約している”JR東海“の手続き例ですが、こちらは何とすべて英語です。
ようやく接続完了。こちらは、明らかに海外のツーリストを意識したサービスということは理解できる一方で、日本人のスマホを勝手に掴んでしまいます。つまり、圧倒的に大多数を占める日本人に、英語のガイダンス画面を一方的に表示しています。しかも、強制的に。こちらの例は、手続きの煩雑さに加えて、ミスマッチなサービスだとも言えます。
それじゃあ、全てはこんな感じなのかと言うと、ま、そうでもありません。例えば、”羽田空港“の無料WiFiサービスの場合は、手続きが2ステップ。
“JAL“の空港ラウンジ内の無料WiFiサービスの場合は、手続きが1ステップ。
というわけで、全てのサービスで手続きが煩雑というわけではありませんし、一部のサービスを除き、基本、海外のツーリストを対象にした無線LANサービスだと言うことも理解はできます。ただ、どんな背景があるにせよ、それを必要としない日本人のスマホの通信を妨害していることは紛れもない事実です。加えて、昔と違い、最近の海外ツーリストは、データ通信、通話いずれも、SIMフリーを活用して、日本人以上にスマホを日本国内で利用できているので、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、本当に、無料の無線WiFiサービスって、海外のツーリストにとって、あるべきサービスのひとつなのかどうか、現状をしっかりマーケティングして、再考してみるべき、タイミングなのでは?と思います。ま、2020年のオリンピック開催に向けて、公共機関を中心に、海外ツーリストの利便性を少しでも向上しておきたい、という意気込みは分かるのですが、その一方で、日本人のスマホに悪影響を与えているという事実に関しても、具体的な対策を同時に進めてもらいたいと節に思っている次第です。
無線LANサービスの接続手続きの途中に、セキュリティのこととか免責事項等が長々と掲載される画面が表示されますが、逆に、公衆WiFiサービスに勝手に接続されてしまうことで、ビジネス上、重要なメールを読み損ねたとか、LINEが一時的に使えなかったことで、お得意さんとの連絡に入れ違いが生じる、といった実害に対して、サービスを提供する側はどのように考えているのか、そのあたりはグレーなのかもしれません。将来、そういったことで、訴訟リスクがある可能性もあるのかもしれませんね。
先日、”孫社長“が「訪日外国人向けの無料Wi-Fiはなくすべき」と言っているという記事を見かけました。ま、論点は異なるものの、極端な言い方をするなら、POOHもなくすべき、あるいは、本来維持されるべき通信の遮断がないよう具体的な対策を急ぐべきだと考えています。少なくとも、公衆WiFiサービスがなくなって困る日本人は、いまやマイノリティだと思いますし、昨今の海外ツーリストの人たちは、SIMフリーで快適な通信環境を手にしているので、やはり無くても困らない時代に変化しているのではないかと思います。つまり、各企業も、別の部分に設備投資した方が良いのでは?と思う次第です。
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先日、”東京メトロ“に乗る直前に、また北朝鮮がミサイルを発射という速報が通知に飛び込んできたので、ニュースアプリでチェックしようと思ったら…
Webで確認してみると、犯人は東京メトロの公衆WiFiサービスでした。POOHがいますぐに見たいのはニュース記事であって、WiFiサービスは使いたくはないシチュエーションなのに、勝手に、個人の通信を妨害するなんて!こういう悪質なサービスを、公共機関が平然とやっていることに、改めて疑問を感じた場面でした。こちらも日本人向けのサービスではないので、海外ツーリストが臨む場合に所定の手続きを行う、といった仕組みにしてもらわないと、圧倒的にメジャーな日本人が迷惑ですよね。
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