羽田空港で政府専用機をスポッティング
安倍総理が、ロシアのプーチン大統領とウラジオストクで首脳会談を行うため、”羽田空港”を”政府専用機”で午後に出発するということで、午後から行って観ることにしました。
政府専用機といえば、先日、”千歳基地“の航空祭で観たばかりなんですが、実は、羽田空港で実運用で離発着する場面は観たことがなかったりします。というのも、政府専用機って、駐機しているシーンは何度となく観ているものの、フライト時間が全く読めなくて、過去2回ほど挑戦してみたものの、いずれも成果なし。
でも、今回は、羽田を離陸した当日の夕方にウラジオストクで会談するという報道があったので、遅くとも午後2時までには離陸するはず、ということと、この日は北風の滑走路運用だったので、目的地がウラジオストクなら、RWY34R(C滑走路)を使用するのは明らか。そんなわけで、今回は勝率高しといった感じでした。
当日撮影した写真は、”FlyTeamのチャッピー・シミズ マイページ”(チャッピー・シミズは、POOHのハンドルネームです)で公開していますので、興味がありましたら、そちらをご覧下さい。
で、シグナス#1(20-1101)は、想定していた通り、13時40分過ぎにウラジオストクに向けて離陸。
噂通り、思い切りグィッと機首を持ち上げますね。しかも、別のB747と比べると、明らかに滑走距離が短いしね。こいつに搭乗していたら、チッとびっくりするかもね。(オマケに、パイロットの声もクールだしね。)
バックアップのシグナス#2(20-1102)は、14時10分過ぎに、千歳基地に向けて離陸。(プライマー機が離陸後、30分後を目処にバックアップ機が離陸するという段取りなのかな?)
序に、この直後に離陸したルフトハンザ機も、”B747“繋がりで撮影。そう言えば、B747は、今後、減っていく運命にあるみたいですよね。んんん、この機体、好きなんだけどなあ。
それと、”B767“だけど、AIRDOの新しい”特別塗装機“(JA602A)が可愛かったので。
そんなわけで、ようやく、羽田空港で政府専用機をちゃんと撮影できたんですが、今回、いくつか気になった点があります。
まずは、”第二ターミナルの展望デッキ“のフェンスの縦幅がかなり狭いですね。勿論、保安上の観点から、こうした仕様にしたんだと思いますが、ここで航空機を撮影しようと思うと、金属のフェンスが写り込んでしまうことが多かったです。第二ターミナルの展望デッキって、午後は順光になるのは良いことなんですが、背中から照らす太陽光が金属製のフェンスに反射して、下の写真のように、写真のディテールに影響するほどのモヤモヤが写真全体を覆ってしまい、何ともはっきりしない写真になってしまいました。自分の正面を移動する被写体に、このような悪影響を及ぼす場合が多いようです。特に、望遠レンズを使うとだめみたいです。
それと、これはオンタイムで離陸することを大きな目標としている航空会社にとっては、そんなこと言われても、というモードの話しですが、ベストショットを狙って、数時間、展望デッキで待っていた身には堪える瞬間です。ま、これはどうしようもないことですが、経験的には、第一ターミナルの展望デッキでは、こういったNG場面はあまりなかった気がします。展望デッキと滑走路の位置関係に、その違いがあるのかなあ?
最後は、温度問題です。長いこと、趣味で航空機を撮影していて、こんなことは初めての経験でしたが、iPhoneが高音で一時的に利用できなくなりました。確かに、この日は、カメラ本体がかなり高温になってしまい、構えていることが難しい場面もありました。考えてみれば、周辺全てがコンクリートなわけですから、天気予報以上に、体感温度が高くなる傾向はあるんだと思いますが、それにしても暑すぎました。これから季節も変わり、スポッティングしやすくなるわけですが、夏場はこういった状況になることもある、ということを念頭に置いて、展望デッキで飛行機を楽しむことが必要かと思います。
こちらは、POOHが作ったアプリ”空港ファン AirportFun”を現地で動作確認した際のサンプルです。ご参考までに。
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