DropboxのAPIを使う時に知っておきたいこと
今回は、ちょっとだけ開発ネタをTALKしておきます。
先日リリースした”天空の書庫”、英語名”SkyArchive”を開発している時、DropboxのAPIを始めて使ったんですけど、ちょっと手続きがユニークだったので、後発の皆さんの参考になれば、っていうことでTALKしておきます。
DropboxのAPI自体は、こちらのページを参照していただければ、詳しいことが分かるわけですが、
大きな流れとしては、まずはじめに、APIの利用に不可欠な2つのキーを取得しなければなりません。ま、キーの取得申請自体は、Web画面で簡単に取得できるので、その後、取得した開発用のキーを使って、プログラミングしていきます。ただ、ここで注意しなければならないことがあります。この状態では、取得したキーで動作検証できるのは、キーを申請した開発者だけっていうことなんです。つまり、このキーを使って、別のDropboxユーザのIDでは動作検証できないので、基本的な動作確認はできても、実際にアプリをリリースした後、不特定多数のユーザさんが利用することができない、っていうことになります。このままだと、当然、アップルさんの申請手続きもパスしません。
そこで、開発が一通り終わったところで、開発者用のページから、ステータスの変更依頼をすることになります。この手続きも、Webページ上でできるんですが、結果は、下図のように申請は見事にはねられてしまいます。
そうなんです、Dropboxへの申請手続きをパスするためには、Ad-Hoc、つまり、正式リリースする前に特定のテスターさんたちに配布する形式で用意したiOSアプリを、Dropboxさんに送って、予備的な審査をしてもらわなくちゃならないんです。この段取り、実は、Webページ上、どこにも書いていないので、こんな感じで、一旦は不許可をしてもらい、その時のメールで教えてもらったUDIDを使って、Ad-Hocなアプリを作る必要があるんです。ふう。
ただ、この予備的な申請手続きは、申請後、翌日には、下図のようなメールを頂くことができました。
ここまで完了すると、
ってな具合に、ステータスが”Production”になります。これで、複数のユーザさんでも利用可能になりますので、そのままの状態で、アップルさんにアプリの申請をします。
アップルさんの申請手続きが完了した後、もう一度、Dropboxさんにリリースされたアプリのリンクを送って、最終的に、ガイドラインの順守状況を確認してもらいます。
ちなみに、特に問題なければ、その後、何もレスはないみたいですね。
ちなみに、POOHの場合、英語でメールを送っているんですけど、上記のように返信メールはちゃんと日本語で届きます。もしかすると、日本語でメールを出してもいいのかも?
告知: 6月末をもって、MobileMeのサービスが終了になることから、”THE POOH FILES”の公開を近々終了する予定です。永い間、ご愛顧いただき、ありがとうございました。
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記事を拝見させて頂きました。
私も、最近Dropboxを利用したアプリを開発しようとしているのですが、上手くいかず困っています。
よろしければ、最新のバージョンでのDropbox SDKを利用したアプリ開発の環境作りに関する記事を書いて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。