I-O DATA Mac専用 USB接続 地デジキャプチャー GV-M2TV
ちょっとお値段高めという印象はあるものの、POOHのライフスタイルに最もフィットしたマック地デジ化が発売されたので、早速、”I-O DATA Mac専用 USB接続 地デジキャプチャー GV-M2TV”を購入しました。
まずは、なぜ、この製品をチョイスしたのかっていう点からTALK。
この製品に近いものとしては、
“BUFFALO iPhone / iPod touch / iPad 用 ワンセグチューナー ちょいテレi DH-ONE/IP”、
“I-O DATA iPhone/iPad/iPod touch対応ワイヤレスワンセグチューナー GV-SC500/IP”、
“SoftBank SELECTION デジタルTVチューナー”、
“SoftBank SELECTION TVチューナー SB-TV01-WFPL/BK SB-TV01-WFPL/BK”、
といった製品があるわけですが、いずれもiPhone, iPad側のデバイスなのでマックでは使えない、それとワンセグ対応に留まっているという点がPOOH的にいまひとつ触手が動かなかった理由です。確かに、外出先でテレビが観れるって魅力的ですが、実際に自分が使うか?って思うと、なかなか活用のシーンを想像できませんでした。しかも、上記製品で一番売れているちょいテレiが、iOS5, iPhone 4S非対応ということなので、いくら安くてもちょっとね、という感じでした。勿論、外出先でTV番組をiPhoneやiPadで楽しみたい、っていう方には、魅力ある製品には違いないと思います。
で、POOHとしては、どんな製品が欲しかったかというと、まずは、自宅のマックを活用して地デジのレベルでTV番組楽しみたい。そして、実用的なレベルで録画予約が出来て、録画したTV番組をiPhoneやiPadでも観たい、ということです。そうなんです、まずは自宅、そしてTV番組によっては外出先で録画したTV番組をチェックしたいというニーズになります。
ハードウェア的にちょっと気になったのは、MacBook Air 13インチの場合、向かって左側のUSBポートに本体を差し込もうとすると、ご覧のとおり、電源コネクター部分と競合して装着できませんでした。ちなみに、サポートしているモデルは、iMac, MacBook Pro, MacBookということなので、こういう点でMacBook Airはリストに入っていないのかな?
で、まずはインストールからですが、単純なドラック&コピーなので簡単です。ちなみに、既にバージョンアップ版がリリースされていますので、実際に使う前にバージョンアップしておいた方が良いかと思います。
使用前に表示される警告ダイアログです。
特に、
Time Machineに関する警告は毎回表示されるので、ちょっと困りますね。設定を直せば表示されないようになるのかも?
で、チャンネル情報の取得作業です。
準備が一通り終わると、こんな感じで利用できるようになります。勿論、フルスクリーンにも対応していますので、マックをテレビみたいに使うことも可能です。しかも、地デジなので、とっても綺麗な画面で番組を楽しめますよ。
こちらは、テレビ番組表です。番組情報を取得するまでちょっと時間がかかります。取得が終われば、この画面から録画予約も簡単にできます。
録画予約を済ませた後は、マック上でm2TVが起動している必要はないみたいです。但し、予約した時間が到来して録画がスタートするタイミングでは、m2TVが自動的に起動します。んん、確かに必要な段取りだとは思うのですが、予約した時間によっては、夜中や早朝にいきなりテレビがついちゃうことになるので、せめて音を消せたり、再生画面自体は表示しない仕様が追加されると嬉しいかも。それと、このレビューの後半に登場するメールによる録画予約機能を利用する時も、Mailで録画予約のメール本文を受信したタイミングで、m2TVが起動しちゃいます。これは、AppleScriptを使っていることが理由だと思われますが、理想的にはm2TVは起動してほしくないですよね。起動しちゃった後、だれも観ていないのに、テレビ番組を流し続けるわけなので、一定の時間が経過すると一旦終了するようなオプション設定があると良いかもしれませんね。この点も是非改善して下さいね。
ここまでなら普通のTVキャプチャ製品なわけですが、この製品最大の売りは、iPhoneアプリ”TVPlayer – MAKI Enterprise Inc.,”との連携が素晴らしいんです。
まずは、LAN環境下で、マック上のm2TVをサーバーにして、iPhoneで地デジ番組をリモートで観れちゃうこと。これはとっても嬉しい機能ですよね。欲を言えば、iPadネーティブなiOSアプリも是非お願いしたい!、ですよね。あ、そうそう、マック上のm2TVをサーバーにする都合、以下の連携は、マック上でm2TVが起動している必要があるみたいです。
続いて、録画した番組を、やっぱりLAN環境下でリモート再生できる機能も素晴らしく実用的です。
それだけじゃありません。LAN環境下で、マックからiPhoneに録画済みのテレビ番組をダビングできちゃいます。iPhoneにダビングした番組は、勿論、外出先で再生できますよ。しかも、画質もいいですよ。この機能を活用すれば、連ドラ等を撮り貯めただけじゃなくて、通勤途中にiPhoneで楽しむことができるわけです。
こちらが、ダビングしたテレビ番組を再生したところ。報道番組の一シーンのキャプチャなので画面が荒くみえますが、オリジナルの画質がよくないので悪しからずです。
勿論、現在、iTunes App Storeで公開中の”メールTV予約 (Mail2TV)”もm2TVのメール録画予約機能に対応すべく、既にアップルさんにバージョン 1.2を申請中です。
※ iTunes App Storeのダウンロードページはこちら。
※ アプリのサポートページはこちら。
※ こちらのアプリは無料で配布しています。
※ おおまかな使い方をこちらのデモビデオでご紹介しています。
バージョン 1.2では、今回購入した製品のソフトウェア名にあたる”m2TV”を新たにサポート。
当然、”m2TV”向けのマニュアルも追記。
で、iEPGで録画予約の内容をセットした後は、
こんな感じで、”m2TV”向けの録画予約用のメールを自動的に作成できますよ。
ね、便利でしょ?
既にアップルさんに申請済みなわけですが、今回は新しいデバイスをサポートしているので、デモビデオを用意しないとレビューしてもらえそうにないので、今回も素人っぽくて恐縮ですが、申請時に作ったデモビデオをそのまま公開しておこうと思っています。正直、アップルさんとのレビュー時のやり取りは、英語がベースということもあって、個人の開発者にとって結構しんどいです。