スティーブ・ジョブズの退任を振り返って

先日、スティーブ・ジョブズ氏がアップルのCEOを退任というニュースが報道され、関連記事が山のようにネット上でリリースされましたね。数年前までは、アップルなんて見向きもしなかった日本国内の新聞各紙もネット上で号外を出すほどの力の入れようでしたね。
POOH的には、スティーブ・ジョブズ氏の影響で、いまのプライベートライフの多くの部分がかたちになったという経緯もあって、CEO退任というひとつの節目が遂に訪れたことに関しては、それ相応に思うところがあったりします。勿論、個人的には面識がある方ではないにせよ、自分の人生を大きく左右した人物なので、まずはこの節目をもって、心から御礼を言いたいと思います。
一方、アップルという会社にとっても、これだけの業績をあげている今だからこそ、CEO交代という大きなイベントを打つことができたんだと思います。これが、もし、まだまた先が見えない時にトップ交代っていうことになったら、カリスマ経営者であるが故に辛いですからね。また、ここ数年のキーノートのステージでも、ジョブズ氏以外に複数のキーマンがプレゼンを担当する場面が増えていたので、オーナー的な経営から普通の株式会社の経営にシフトしつつあるのかも、って感じてましたので、これまでの過程を振り返ると、あまり驚くことでもないのかしれませんね。ま、少なくとも、これだけの大会社に成長したわけですから、そろそろリスク分散を前提にした経営体制に移行すべきタイミングであったことに間違いないでしょう。
で、ジョブズ氏が現場のトップから退いたいま、新しい経営体制で心配はないのか?っていう不安がありますよね。でも、これまでもCEOという立場で全てのコントロールができていたわけでもないはずですし、各部門のトップにあれだけ有能な人材が配置されている会社ですから、恐らく、ここ数年の間、実質的にはジョブズ氏の支配力は周辺が思っているほどではなかったのではないのかな?って思っています。ですので、これを機会に、有能な人材が本来の立ち位置でアップルらしい革命を起こし続けてくれれば、これまで通り、素晴らしい製品を我々は手にすることができるはずだと思っています。
ジョブズ氏の健康状態が気になるところではありますが、状況が許せば、まだ56歳という若さですから、別のアップルを是非立ち上げてくれないかな、って勝手な期待をしています。これまでも、エンターテイメントな領域で革命を起こしている方ですから、是非、新たな分野で素晴らしい業績をあげてくれると嬉しいッスね。
最後に、POOHは、これまで以上にアップルを応援していきます。”Fight the future !!”

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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