レーシック手術を受けました “PRKのケースです”

7月25日に、聖路加国際病院レーシック手術を受けてきました。正式には、エキシマレーザー屈折矯正手術です。
まずは、手術を受けるまでの、ちょっとした経緯からTALK。これからTALKする内容には、個人差があるはずですし、術式が”PRK”の場合です。必ずしも、POOHがそうだったから同じことが起きるとは限りません。そのあたりを考慮してご覧下さい。

(1) 動機
 実は、昨年の秋、聖路加の眼科で事前の検診を受けました。検診を受けた動機は、とにかくド近眼で、長年使ってきたソフトコンタクトレンズが年齢的にきつくなってきたこと。加えて、ド近眼なので、メガネもレンズが厚くなってしまい、結果的に重くなり、長時間かけていることができないという状況でした。事前検診の結果、レーシックには、”PRK”、”LASIK”、”PTK”という3種類の術式があるうち、”PRK”であれば可能という診断が出ましたので、いずれ近いうちに手術を受けようと思っていました。巷で言うレーシック手術の多くが”LASIK”のことを言っているようですが、安定した成果を期待できる術式は”PRK”なんだそうです。このあたりは全く素人なので、詳しいことは医師に相談した際に聞いてみて下さいね。術式とリスクの関係については、ちゃんと納得できるまで確認した方がよいです。ちなみに、その事前検診で、受診した4人のクライアントのうち3人は女性で、いずれも、将来、何かあった時に裸眼でいられない状況は精神的にとっても不安、ということでした。
で、時間が経ち、あの震災。この時点で、絶対、レーシック手術を受けようと確信しました。だって、もし、同じような震災が起きたことを想像すると、コンタクトレンズもない、メガネもないという状況って、自分的にはかなりのハンディキャップを感じたからです。

(2) 手術のタイミングと準備
 実際に、レーシック手術を受けようと思ったら、まずは、会社を1週間程度休めることが大前提になります。ですので、その年の夏休みを犠牲にするぐらいの覚悟が必要です。あ、勿論、手術そのもののリスクも覚悟することは言うまでもありませんが。POOHの場合、手術の2週間前からコンタクトレンズが禁止で、一日中、メガネの生活が始まります。手術の1週間前に、術前の最終チェック。このチェックにパスすれば、後は手術を待つだけ。仕事の引継をしたり、お金の準備も必要ですよね。

(3) 手術当日
 手術当日。POOHの場合は、月曜日の午後3時過ぎから手術開始。直前に何度か麻酔用の点眼をしながら待機し、いざ、手術。実は、”PRK”の場合、片目の手術時間はわずか1分40秒。目の前でパチパチしている間に手術は終わります。

(4) 術後
 手術はそんな感じなのですが、術後の数日間が結構大変です。POOHの場合、手術の翌日2日間は丸々、視界がぼやけていて、目をまともに開けることができませんでした。で、とにかく、眠くて眠くて、食事、トイレ、病院への通院以外はひたすら眠っていました。あ、そうそう、医師の指示がでるまで、顔と髪の毛は洗えません。これも、夏場は結構つらいモード。
手術から3日後、ようやく目の霞がとれてきて、痛みも薄れてきました。ちなみに、痛みといっても、POOH的には目がしみる、あるいは手術の過程で付けられた専用のコンタクトレンズの異物感っていうところでした。つまり、普通に言う痛さということではなかったんですが、目が良く見えないし、しみるので、不安がなかったかと言えば、不安だったというのが正直なところでした。幸い、手術後の3日目の検診でコンタクトレンズは外してもらえたので、その後はかなりスッキリ。コンタクトレンズを外せる条件は、手術で取り除いた角膜表皮が元の状態になることなんだそうです。ま、完全に元通りになるにはそれなりの時間がかかるそうですが、まずは表皮が角膜全体を覆う状態になればよいのだそうです。これは、あくまでも”PRK”の場合です。
 目薬は、術後の経過に合わせて、医師の指示で内容が変わります。また、目薬の点眼は、半年ほど継続する必要があるようです。
で、肝心な視力ですが、術後、3日連続で検診を受けたんですが、最初は0.6、次が0.8、そして3日目の検診で1.2でした。ま、とは言え、3日目とは言え視野はぼやけていましたけどね。
そうこうしていると、術後1週間後の検診。角膜の状態もよく、経過としては問題ないとのこと。これで一安心です。
この後は、専用の目薬を適期的に点眼しながら、術後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の検診が予定されています。ちなみに、聖路加の場合、これらの費用は手術の料金に含まれています。

(5) 日常生活等への影響
 POOHの場合、術後、2日間は、視野がぼやけていましたし、しみて目を開けられないことも多々ありました。
ですので、病院への通院手段はちゃんと考えておいた方が良いと思います。勿論、自分で車等を運転するなどは論外です。TAXIの利用が無難かも。それと、身の回りのことも、思うようにできなくなります。特に食事の準備については、もし独身の方なら、ちゃんと計画的に買い溜めておくなどの取り組みが必要ですね。くれぐれも、火やガス等を使わなくもよい調理を想定しておいた方が良いと思います。目が見えにくいし、全般的に眠いので、普段、何気なくしていることが危険だったりしますからね。
 それと、外出する際は、サングラスは必須です。普段、気にもならない日差しや、車の往来等で発生する砂埃といったことが、術後の目には大敵です。もし、外出する際は、夕刻あたりか、あるいは曇ベースの天候のタイミングを狙うのがよいかと思います。

(6) 病院の選択
 POOHの場合は、聖路加と地元の開業医、2つの病院を目的別に利用しています。基本的には、詳細のデータを記録しておく病院として聖路加、ちょっとした相談をする病院を開業医という区分けです。そういうわけで、聖路加には、年に一度の人間ドックとか、過去に診療してもらったケース、定期検診等の医療記録が全て記録されていますので、万が一、開業医で紹介状をもらうような場合でも、スムースに聖路加に移行できるようにしています。そんな背景もあって、聖路加は定期的に検診を受けているので、今回の眼科も面倒な手続きなしで受診できたというわけです。ですので、病院の選択は、その人の医療に対するアプローチによって異なるわけですが、レーシックは目の手術になりますので、今後のことも考えて、慎重に病院を選択した方が良いと思います。ちなみに、聖路加の場合、恐らく、費用的には他のクリニックよりも高額なのかもしれませんが、今回の医療行為もちゃんと記録に残してもらえるので、POOH的にはお金の問題というよりは、医療の継続性と安全性という観点を重視しました。

ま、いずれにしても、POOHは医療についてはど素人ですので、今回のTALKが、今後、レーシック手術を考えてみたいと思っている皆さんの参考になればと思います。
兎にも角にも、メガネやコンタクトレンズがない人生は最高!!!、ですよ。

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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