最近読んだ本 “iPhoneデジカメプログラミング”

最近、”iPhoneデジカメプログラミング“を読んでみました。

wpid-DSCN1534-2011-04-8-05-00.jpg

iPhoneの内蔵カメラを扱ったアプリは星の数ほどあるわけですが、カメラ単体の機能を駆使するというよりは、やはりWebサービスと絡めたアプリの方が実用面で魅力を感じたりしますよね。そんなニーズに応えてくれるのがこの本。これまでの解説本だと、TwitterやGoogleといったWebサービスをネタにしたものはいくつか目に記憶はあるんですけど、ここ数年の間でセキュリティが各サービスともに強化されているので、フラットなプログラミングだけでは対応が難しいのが現状です。そんな状況に配慮してか、この本では、FlickrやAmazon Web Serviceといった認証を前提とするWebサービスとカメラ機能を組み合わせたサンプルアプリ作りを紹介してくれています。個人的には、ネットでなかなか見つけられなかったAWSの認証プロセスの扱い方が分かっただけでも、この本を購入して良かったと思っています。それと、Google Local SearchとARを組み合わせたサンプルアプリの紹介も興味深かったですね。
勿論、こうした応用編に先立って、デジカメや画像データの仕組みからスタートして、カメラ機能の基本もちゃんと解説してくれているので安心です。ただ、中盤ぐらいから、内容的にはある程度プログラミング経験がある方でないと、ちょっと難しいところがあるかもしれません。そういう意味で、初心者後半から中級者向けの解説本なのかもしれませんね。POOH的には、とっても参考になったので、ちょっと面白いアプリを作ってみたいな、って思っている方にお薦めしたいです。

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

おすすめ

コメントを残す