最近読んだ本 “サルにもできる iPhone 同人誌の創り方(CD-ROM付)”
最近、”サルにもできる iPhone 同人誌の創り方(CD-ROM付)”を読んでみました。
久しぶりに、肩の力が抜いて、iPhoneアプリの開発を指南してくれる本に出逢えたっていう感じでした。
内容的には、ひな形として用意されているアプリに自作の画像ファイルをセットすれば、同人誌のiPhoneアプリが完成、っていうストーリーなので、プログラミング自体の知識が全くなくても問題なく読み進めることができると思います。ま、勿論、こういったアプローチを活用して、オリジナルの作品をiPhoneアプリとして販売するっていうのは大いにありだと思いますし、開発は苦手だけど、コンテンツ面では自信ありっていう多くの作者に、新たな販売チャネルを提供するという意味でも、とっても素晴らしい取り組みだと思います。いやー、こういった手法で、iPhoneアプリ開発を解説し、かつ具体的な活用方法を提案するって、とっても新鮮で共感を思えます。
開発に必要な道具立てや、アプリの公開までに踏まなくてはならないプロセスについても、分り易く解説してくれているので、iPhoneアプリを作りたいっていう開発者にとっても参考になるんじゃないかな。POOH自身、近いうちにアプリを公開したいと思っている口なので参考になりましたよ。個人的には、特定の活用シーンに特化した指南本については、もっと出版してくれると嬉しいですね。やはり、読んでいて面白い本って、特に技術方面の書籍には少ないので、こんな乗りの本がもっと増えてくれると、アプリ開発の世界にも、新しい発想力をもった方々が沢山参入するようになり、多様性のなかで活気が出てくるんじゃないかと期待しています。そういう意味で、この本のように、開発者とコンテンツ作家のコラボレーションって、これまで有りそうでなかった本の書き方ですよね。