iPhoneアプリ開発の記録メモ “なかなかハードル高いッス” (1)

実は、先週あたりから、重い腰をあげて、iPhoneアプリの開発にチャレンジし始めました。最終的な目標はiPadアプリのリリースなんですけど、ま、最初はちゃんと基本から、というスタンス。

ということで、これから不定期にはなりますが、POOHが実際にiPhoneアプリの開発にチャレンジした記録メモを気の向くままにTALKしておきたいと思っています。これから、iPhoneまたはiPadアプリの開発を始めるぞ、っていう方々の参考になればいいかな?っていう感じ。

で、初回のTALKは、まさにアプリ開発で最初に味わったつまずきから。

それは、ずばり、View Controllerの存在。POOHの場合、長年、マック向けアプリの開発をしてきたので、正直、iPhoneアプリもそうそう悩まずにいけるだろうと、正直言って思っていました。でも、そこが大間違い。甘かったッス。普段、何気なく使っているiPhoneアプリのユーザインターフェースの肝になっているView Controllerという仕掛けが、POOHにとってはとっても難解でした。勿論、見た目的なところは簡単に理解できるわけですが、実際、それを開発という視点で実装しようとすると、View Controllerの役割や構造をきっちり理解しておかないと、実は何も出来ないです。ちなみに、ウィンドウ一枚のアプリなら、View Controllerが1枚なので簡単ですけど、実用的なアプリを作ろうとすると、View Controller以外にも、Tab Bar Controllerや、Navigation Controller、その子供のTool BarといったControllerたちを組み合わせていくことになるので、最初のうち、頭が真っ白になりました。これ事実です。

で、とにかく、ここに掲載されている”iPhone OS View Controller プログラミングガイド“っていうガイドラインを、まずは3回ぐらい読みました。後、市販されているiPhoneアプリの技術本を4冊ぐらい読みましたけど、市販の方は概括的な内容に留まっているものが多くて、正直言ってあまり参考にはなりませんでした。強いて言えば、”iPhone SDK アプリケーション開発ガイドwpid-ir-2010-05-18-05-38.gif “が一番詳しく解説しているような印象でした。

でも、こうしたドキュメントで解説しているのは、各Contoller単体のものが殆で、実際にはこれらのContollerを組み合わせることもあるわけで、そこら辺はGoogleさんで検索しながら、例えば、これとかこれ(YouTube)みたいな内容のサイトを徹底的に参照しました。こうしたサイトの内容がかなり参考になりました。ただ、全てのサイトが正しいことを掲載しているわけじゃなので、なかには実際に掲載されているサンプル通りではうまく動作しないこともあるっていうことは念頭に置いて参照してみるとよいでしょう。

で、こうした事前準備をした後は、あまり悩むばかりでは生産性がないので、実際にアプリを作ってみることです。POOHの場合は、極端に単純な仕様だと実践的な勉強にならないし、折角作ったアプリは公開してみたい、という思いがあったので、最初から、Tab Bar Controller、Navigation Controller、Tool Barの要素がきっちり入ったユーザインタフェースを考えてみました。勿論、勉強という側面もあるので、多少、冗長な仕様にはなっていますが、ま、そこはユーザにとって、あまり違和感のない範囲で仕様を考えてみた次第です。

そんなわけで、このTALKをしている段階で出来上がったのが、こんな感じのものです。実機で動作している試作品のキャプチャ画面になります。

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まだまだ、ガワしかないのでどんなアプリなのかパッと見、分からないですけど、プログラミング的には、View Contollerの理解にはとっても役立ったわけです。実際、ここまでくるのに、1週間程の時間をかけてしまいました。作ったプロジェクトは、その間、5個ぐらいかな。失敗してはゴミ箱、っていうPDCAを5回回したことになりますね。でも、そうした試行錯誤をやってみて、最初の頃、苦手意識を持っていたView Contollerについては、アウトライン的な部分ではありますが、概ね、それぞれの役割や大筋の動き、仕掛け等を把握できた気がしています。何はともあれ、View Controllerを自分のものに出来ないと、iPhoneやiPad向けのアプリ開発は出来ないので、ちょっと気が楽になった感じ。

で、これから試作品をベースに実際の機能をインプリしていくわけですが、Map Kit、UITableView、Message、Address、そしてTwitterサービス等を一つずつ理解しながら実装していくことになります。ま、その過程でも、いろいろと基礎を勉強しないと実装できないので、それなりの道のりっていうところ。ま、一通り、今回の試作品を通じて勉強できれば、次回以降の作品作りでは生産性も高くなるはずなので、ここは忍耐力で頑張ってみようかと思います。

というわけで、iPhone開発で参考になるようなことがあれば、今後、適時、TALKしていくつもりですので、興味がある方はウォッチしてみて下さいまし。

iPad, iPhone 3G・iPod, パソコン・インターネット, プログラミング

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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