PASMOの区間変更は難易度高
実は、今週の月曜日から、主たる勤務地が日本橋から豊洲に変わったので、PASMO定期券も区間変更の必要があり、土曜日、時間の合間をぬって手続きをしてきました。
区間変更とは言っても、基本はこれまでの期間定期券を払い戻し、新しい定期券を発行、っていうプロセスなんですけど、営団や都営に問い合わせてみると、普通の払い戻しは1ヶ月単位なんだけど、区間変更、つまり、自社の区間を含むルート変更なら、10日単位で精算なんで、その方がお得という説明を受けたので、ま、お得な方がいいかな、っていうことで、説明のとおりに手続きにチャレンジ。
POOHの場合、従来の通勤ルートが京浜急行と都営線を併用していたのに対して、新ルートは京浜急行、都営線、東京メトロという経由ルートに変更になります。
区間変更に必要なのは、確かに、自社の鉄道をこれからも利用する、っていう証明が必要らしく、そのためには、最初に、真っ新で新しいルートのPASMO定期券を新規発行するところからスタート。ちなみに、3社線を越える場合は、1枚のPASMO定期券では収まらないみたい。実は、この点も、電話で応対してくれた人によって、多少、説明がまちまちでした。ですので、確実な説明を聞きたければ、やっぱり、定期券売り場が一番みたい。ま、新規のPASMO定期券は、区間内なら、定期券を発行している駅のPASMO自動販売機か定期券発売所で手続きができるわけですが、まず、ここで大きな難関が待っていました。それは、京浜急行と東京メトロは自社が発行している京急カードやTo Me CARDじゃないとクレジット決済が出来ないっていうこと。その点、都営は普通のクレジットカードでも決済できるんですけど、POOHのように、途中の区間の鉄道会社でPASMOを買ってしまうと、次回の手続きもその会社でやららないといけないみたいなので、結局、京浜急行か東京メトロの方が、この先のことを考えると便利。で、仕方がないので、一旦、自宅に戻って現金を手に、初乗りの駅で新規のPASMOを発行。ふう。ここまでで、結構、面倒な感じでイライラしていたんですけど、実は、この先にも難関が!!
さて、新規のPASMOが手元に用意できたので、買い物がてら、区間変更に伴う払い戻しの手続きをしに、最初にPASMOを発券した日本橋駅に。(ちなみに、都営線内であれば、定期券の取扱をしているどの駅でも可のようですね)払い戻しは自動販売機ではできないので、定期券売り場で事情を説明して、紙の申請書に記入。で、手続きを窓口で依頼したところ、払い戻しの手続きには、3つのアイテムが必要との説明。まずは、POOHの場合、クレジットカードでこれまで使っていたPASMOを購入したので、その時、自動販売機から出てきた決済の控えの紙が必要。というのも、クレジットで買ったPASMOの精算は、基本、クレジットカード宛に払い戻すのが原則とのこと。それと、不正防止の観点から、自分を証明する書類、例えば、運転免許証、パスポートの類の提示が不可欠。最後に、新しく購入したPASMO定期券。ま、最後のアイテムは手元にあったものの、最初の二つのアイテムに関しては、これまでのところで一切説明がなかったので、そんなものは用意していませんでした。勿論、ちゃんと説明をしてくれていれば、どの内容も納得がいくことなので問題はなかったんですけど、今回のトラブルは、ここに行き着く過程で一切説明がなかったということ。というのも、ここに至るまでのところで、まずは前日に、都営と営団のヘルプデスク、平和島の駅員さんに事前に問い合わせをしていましたし、当日も、新橋駅の都営の定期券売り場で詳しい事情を話しつつ説明を聞いていましたし、その後、平和島駅で新規にPASMOを発行する時にも、勿論、一から事情を話しながら手続きをしました。でも、どの場面でも、払い戻しに、新規のPASMO以外のアイテムが必要だなんて、だれも説明してくれませんでした。
そんなわけで、土曜日の夕刻、日本橋の都営の定期券売り場で、大声を出してぶち切れたのは、POOHと女房のふたりでありました。そりゃ、ぶち切れますよね。ほんの些細な説明がないばかりに、買い物がてらとは言え、本来の目的を全く達成できなかったばかりか、土曜日という貴重な時間をロスしたわけですから。で、さんざん、ぶち切れた末、駅長さんの仲裁で、当日に手続きをしたという証明書を発行してもらい、後日、都営線の手続きが可能な駅で払い戻しの手続きをすることにした次第。払い戻しなので、一日遅れると、その分、戻ってくる額が減ってしまうので、当日に手続きをしたという証明書は絶対に必要。
というわけで、PASMO定期券ごときで、土曜日の午後は大変な目に遭ってしまいました。PASMOのように、複数の会社がからんでいて、しかも、各社とも縦割りで、自分の領域以外のことはあまり丁寧に説明してくれない、というわけで、結局、面倒な思いをするのは顧客っていうことになります。でも、一方で、ちょっとしたアドバイスって、お客さんにはとっても有意義な情報になる可能性もあるんだな、っていうことも学んだように思えます。少なくとも、ヘルプデスクでは、具体的な手続きをちゃんと把握したうえで、どんな情報を伝えれば、実際の場面でお客さんが困らないか、常に担当窓口を教育なりしてもらいたいものです。そうしないと、今回のように、それまでの経緯を知らない日本橋駅の定期券の売り場の担当者も、謂われのないクレームを受けるはめになりますしね。ふう。
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