iPhone 3Gで自分の位置を伝える (GPS Tracker編)
自分の位置を相手に伝えるもう一本のアプリは、”GPS Tracker”(iPhone 3G側)という無料のアプリ。
“Here I Am”が静的とすると、この”GPS Tracker”が動的に位置情報を伝えるトラッキングツール。つまり、”GPS Tracker”をiPhone 3G上でアクティブに動かしている間は、自分が移動した軌跡として相手側に伝えることができる。
ただ、このアプリを活用するには、ちょっと前準備が必要。まずは、InstaMapperという専用サイトで、アカウントとモバイル機の登録が必要になります。アカウントの登録手順はごく普通のプロセスなので割愛するとして、InstaMapperのサーバに自分のiPhone 3Gのトラッキング情報を送信するためには、InstaMapperでデバイス登録した際に発行される13桁の数字(Device key)をiPhone 3G側の”GPS Tracker”に登録する必要があります。
ちなみに、上図の”Manage devices”画面では、実際に計測したトラッキング・データを、CSV形式やKML形式(経度と緯度だけじゃなくて、速度情報等も記録できるんですね)で外部保存することもできたりします。ま、あまり使う機会はないかもしれないけど、CTUでは重宝するかもね?
で、実際に外出先で試してみると、トラッキングしている時はこんな画面がiPhone 3G上で表示されます。ただ、ずーとアクティブにしておくと、バッテリーを消耗させてしまうので、適当に間隔をあけながら、自分なりにランドマークと思った箇所で”GPS Tracker”を起動させるとよいかもしれませんね。
で、そうこうしている間に、CTU本部ではInstaMapperのサーバ(サイト)にアクセスして、目標のiPhone 3Gの行方を虎キングする、っていう感じ。いや冗談じゃなくて、本当にCTUみたいなんですよね。(実際のところは、膨大な国家予算を使わなくでも、無料でこれだけのことができるんですけどね)実際のトラッキング画面はこんな具合です。航空写真をかぶせると、かなりリアルな雰囲気になったりします。まずは、昨日行ったヒマワリ広場が出発点です。
途中、首都高を利用したりしたので、こんな具合にトラッキングできます。
敢えてデメリットをあげると、”GPS Tracker”を起動した定点ポイント間は、2点間を適当な直線で軌道が描かれるので、トラッキング間隔を開けすぎると、かなり適当な軌道計測になっちゃいます。ま、カーチャージャーを使って、iPhone 3Gを充電しながらトラッキングすれば、ソフトバンクさんのネットにそれなりの負荷をかけてしまう(不用意に負荷をかけると、その結果は自分にも跳ね返ってくるので、ほどほどがベストです)のでお奨めはできませんけど、正確なトラッキングが可能になると思います。ま、そこまでのニーズは、個人レベルではないと思いますけど。
ちなみに、これを実用的に使うとすると、もしかすると、外回りの営業マンの行動管理だったりして。んんん、そんなのが実現されると、iPhone 3G楽しい!なんて言ってられないですよね。トホホ。