人気のエアバンド受信機 “アイコム IC-R6 エアーバンドスペシャル”を買っちゃいました

エアバンド受信機は、航空機の撮影にはほぼ不可欠なアイテム。

民間航空機の場合だと無線なんて必要ないんじゃない、という方が多いと思いますが、羽田や成田のように複数の滑走路があって、狙いたい機体がどっちに降りて、どれから離陸するか事前に把握した場合などは、やっぱりエアバンド受信機なしでは対応が難しかったりします。更に、エアバンドを聞いていると、聞いていないより多くの情報を得る機会が増えるのでお得感もあります。例えば、ダイバートとかエマージェンシーとかね。

一方、軍用機を基地周辺で撮影する場合は、エアバンド受信機があるとないとでは大違い。民間航空機とは違って、軍用機って予め知り得るフライトスケジュールがないので、例えば離陸機だったら、エアバンドでグランドコントロールとのやり取りを聞いていれば、事前に離陸間近っていうことが分かる分だけでも、ぼーっと待っているより気持ち的にも楽。軍用機の撮影って、兎にも角にも忍耐ですからね。軍用機の撮影の現場で困ることと言えば、離陸機の予定だったらグランドコントロールですが、離陸するタイミングや着陸機の様子を知りたければタワーコントロールやGCA(Ground Controlled Approach)を聞きたいし。と、1台しかエアバンド受信機を持っていないと、チャンネルをあっちこっち切り替えることがしばしばあります。

POOHが初めて買ったエアバンド受信機は、“DJ-X81 アルインコ ワイドバンドレシーバー エアーバンドスペシャル+ミニアンテナ 1000chメモリー書込済み!0.1MHz-1299.995MHz”です。初心者はテンキー付きの方が良いということと、お値段的にもお手頃感があったので、このモデルを購入して、航空機の撮影の時はほぼ毎回携帯しています。このモデルに関しては、製品純正のバッテリーじゃないと製品付属のクレードルで充電できない、ということ以外、不満はなく、とても便利に使ってきました。でも、最近、軍用機を撮影する機会が格段に増えたこともあって、複数のチャンネルを同時に聞きたいというシーンも増えてきました。

で、エアバンドにもそこそこ慣れてきたので、世の中で一番売れているという定番のエアバンド受信機“アイコム IC-R6 エアーバンドスペシャル”を、今回買ってみた次第です。

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ちなみに、エアバンドスペシャルというモデルを買いました。標準ではイヤフォンは同封されていませんので、空港や飛行場の外周などで使う場合は必ず別途購入して下さい。

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POOHが買ったイヤフォンは、”エルパ ダイナミック密閉型カナルイヤホン(ブラック)ELPA 地デジイヤホン RE-STK01“というやつです。価格的にリーズナブルですし、何よりカナルタイプなので、長時間使用していても耳が痛くならず、いい感じです。

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序に、DJ-X81用の”audio-technica カナル型イヤホン モノラル ラジオ用 片耳タイプ DMK-32“も購入。こちらは、コードが細いのが気になるものの、ブランドモノなので、イヤホン本体はしっかりとした作りで、フィット感も可もなく不可もなしっていう感じ。

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左がこれまで使ってきたDJ-X81、で右が今回買ったIC-R6です。テンキーがないこともあって、IC-R6の方がかなりコンパクトです。

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実際に、厚木、築城、成田、小牧、小松、嘉手納などで使ってみた感想を箇条書きでコメントしておきます。ご参考までに。

・コンパクトながら電池の持ち具合に不安はなく、かなり長時間使っていられます。築城基地では、ホテルに戻ったタイミングで充電を忘れてしまったんですが、2日間のスポッティング中、バッテリーが保ちました。んんん、これは有り難い!!

・コンパクトで、かつ軽いので、ネックストラップで首にかけていても疲れることはありませんでした。冬場はポケットが多い服を着ているので、エアバンド受信機を入れておく場所もあるんですが、これからの季節は薄着になっていくので、やっぱりネックストラップかな?とにかく本体が小さく軽いので、長時間下げていても疲れることはありませんでした。

・エアバンドスペシャル・モデルを購入したので、メモリバンクの使い勝手を試してみたところ、操作手順は簡単なので戸惑うことはありませんでした。ただ、DJ-X81と異なり、空港名や周波数が表示されないので、製品に同封のリストを持ち歩くか、スマホなどにメモっておかないと、その場でちょっちょというわけにはいきません。

・何度か、このエアバンド受信機の売りのひとつになっている高速スキャンを試してみました。スキャンの操作手順は至ってシンプル。しかもスキャンする範囲をバンド別に絞り込めるので、より高速にスキャンできるみたいです。ちなみに、POOHの場合はエアバンド周波数帯と地域限定でスキャンしてみました。個人的にはスキャンって殆どやった経験がないので何とも言えませんが、定石と思われる周波数は何とかゲット。小牧の航空祭では、ブルーエンジェルスの交信用周波数を一発で割り出せました。ただ、個人的には、いろいろな飛行場を転々とする派なので、テンキー付きのエアバンド受信機も持っていた方が、即座に周波数を入力できて便利な場面は多いと思います。

・大きな飛行場では、グランドコントロールやタワーコントロールといった分かりやすい周波数はテンキー付きのDJ-X81、GCAみたいにコロコロ変わる周波数や航空祭専用の周波数には高速スキャンが得意なIC-R6が向いているかもしれません。ちなみに、嘉手納飛行場、厚木飛行場、小松基地などでは、2台運用が正解!でした。

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アイコム IC-R6 本体/付属品は新品です
価格:19000円(税込、送料込)

 

 

 

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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